うつ病からの脱出ー分子栄養学とは 1ー

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今回は分子栄養学とは当テーマでお伝えします。

著書『なぜあなたは食べすぎてしまうのか 低血糖症という病』から下記抜粋します。

□現代人の食生活の変化

戦後、私たち日本人の生活は劇的に変わりました。中でももっとも大きく変化したものが、食生活です。

昔は現代のように流通のシステムが発達していませんでしたし、冷蔵庫がなかったので、地元でとれる食べものを新鮮なうちに食べるのが当たり前でした。まだ食品加工の技術がすすんでいなかったので、加工食品を食べることもほとんどありませんでした。その季節しか手に入らない、オーガニックで新鮮な食材を、シンプルに調理して食べていたのです。私たち日本人が誇る和食の伝統は、そういった食材をうまく利用して、豊かな食生活を送るのに適していたといえます。そしてそのような食べものを食べていたときには、あえて意識していなくても、ある程度の栄養がきちんととれていたと考えられます。それらの食べもののほとんどは、低GI食品だったのです。

しかし残念ながら、私たち現代人の生活はそのころとはがらりと変わってしまいました。世の中が便利になったのはとても素晴らしいことですが、便利を追求しすぎた結果、私たちの手に入る食べものに含まれている栄養素の量は、激減してしまったのです。

ハウス栽培のおかげで季節に関係なく同じ野菜を食べられるようになりましたし、保存の技術や保存料のおかげで、食べものを長期間保存することができるようになりました。食品加工の技術が進み、レンジで温めたりお湯をかけたりすれば食べられる加工食品なども登場しました。しかし、一年中同じ野菜が手に入ったり、食べものを長期間保存できるようになって、とても便利になったかわりに、私たちの口に入る栄養素はとても少なくなってしまいました。私たちの手に入る食材はもちろん、便利で手軽な加工食品の多くは、カロリーだけは過剰なのに、タン白質やビタミン・ミネラル・食物繊維などの栄養素は、ほとんど抜け落ちてしまっています。そのうえ、さまざまな添加物のオマケまでついています。残念ながらこのような食品をお腹いっぱい食べだとしても、ほんとうの意味で栄養が「満ち足りる」ということはなく、食べれば食べるほど「隠れ栄養失調」がすすむだけなのです。

そしてもうひとつの大きな変化は、砂糖をはじめとする精製された炭水化物の摂取量が増加したことです。菓子類の消費量は、ここ40年で4倍に増えました。菓子以外でも、多くの加工食品は、精製された炭水化物を中心に作られています。いうまでもなく、これらは血糖値を不安定にさせる高GI食品です。コンビニに行けば、魅力的なスイーツの新製品が毎日のように登場し、私たちは24時間いつでもこのような食品を安価で好きなだけ買うことができます。加工食品やあまいものはあまり食べないという人でも、とくに外食の場合など、どうしても炭水化物がメインになりやすいのが、現代人の食生活です。しかしこのような食生活はインスリンを大量に分泌させ、血糖値を不安定にし、さまざまな症状を引き起こす原因となってしまうのです。

私たち人類は歴史上、このように精製された炭水化物を「浴びるように」食べる、という経験をしてきませんでした。人類の歴史は四百万年とも七百万年ともいわれますが、日本で精製された米が一般大衆の口に入るようになったのは、明治時代以降のことです。ましてや、高GIのジュースやスナックなどを、安価でいとも簡単に手にいれられるようになったのは、ここ30年ぐらいのことなのです。

私たち現代人が「当たり前」と思っている食生活は、人類の長い歴史から見たら「かなり異常」な食生活です。人類は何百万年もの間、飢餓と戦ってきました。その過程で、少量の低GIの食べものだけで生き延びられるように適応してきたのです。インスリンは、少ない食べものから少しでも多くカロリーをたくわえることで、私たちが生存するためにとても大切なはたらきをしていました。人類の歴史のほとんどの期間、インスリンは「ほんの少し」あれば間に合っていたのです。つまり、こんなに「インスリンを出しまくる」ような時代は、人類史上初めてなのです。これは、大規模な「人体実験」といってもよいでしょう。このようにインスリンを大量消費するような時代だから、メタボリックシンドロームの患者さんが増え、糖尿病の患者さんが増え、PMSの患者さんが増え、心を病む患者さんが増えているのです。

 

以上、抜粋終わり

戦後経済が発展し、

経済効率や便利さを追求したため、

とても暮らしやすくなりました。

しかし反面人間にとっては、

退化と紙一重のようにもなってしまいました。

なぜなら運動量が少なくなった分、

代謝が落ち、

カロリー過多の食事になったため、

健康面は返って悪くなっています。

食事の内容は戦前と比べて

栄養価の低い野菜、

農薬まみれの野菜、

添加物いっぱいの加工食品、

血糖値を急激に上げる精製されたもの、

いずれも身体に悪いものばかりです。

これで病気にならないのがおかしいのであって、

事実病人が年々増えているのが現状です。

我々は今一度日常の食事について、

見直す時期にきているのです。

それが健康を守ることに必須条件だからです。

安易に世の中の流れに沿っていては、

いずれ自分も病院行きになることでしょう。

あなた自身を守るのは

あなたしかいないのです。

その自覚が必要です。

今の日本は食環境に関しては

ますます酷い状態へとなっていきます。

だから自分や家族を守るために、

積極的に正しい情報を探し、

入手しなければなりません。

テレビや新聞、ラジオの情報は

産業のためのもので、

本当の健康とは真逆の情報を流しています。

そこに気づき、

本当の情報を探し、

アクセス出来た人がだけが、

これからは健康に生き残って行くことでしょう。

早く何が本当の情報かに気づいてください。

そのことを切に願っています。

 

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